高槻バイオマス粉炭研究所

化石燃料を使わず環境にやさしいバイオ炭や製炭炉から生み出される熱エネルギーを有効に活用する。

一般的に間伐材や剪定材等の多くは、細かく粉砕されチップやペレットとして加工される事が多く、大量に活用するケースとしては、パルプ製品の原料や火力発電所等の燃料として使われているのがほとんどです。
我々が行う事業の目的は、地元の荒廃林から引き出される多くの間伐材や剪定材を地域の重要な資源と捉え、今まで北摂・三島地域では非常に難しかったバイオマス資源を大量にしかも通年的に有効活用するための受け皿としての新たな仕組を確立することです。
すなわち、地元バイオマス資源から生み出すバイオ炭とそれを燃料とする産業用バイオマス無圧式温水器の組合せを多くの地元企業や施設で活用していただく事で、季節や時期を問わない通年生産・通年利用を実現します。
結果として一般的なボイラーの燃料である重油や灯油といった化石燃料を使わないことで環境への負荷を軽減するだけでなく、バイオ炭の高いコストパフォーマンスにより運用燃料コストも約半分程度に抑えられる画期的な再生エネルギープロジェクトとして地域に貢献出来ると考えています。

バイオ炭のエネルギーへの活用

■ストーブやボイラーへの有効利用

粉炭ストーブの燃料として利用すれば、重油や灯油などの液体燃料コストより経済的で、かつC02削減にも効果を発揮します。
イチゴなどハウス栽培の暖房にも一部利用されています。

■低炭素熱エネルギーとして発電に活用

石炭火力発電の補助燃料として可能性が広がりつつあり、C02の削減に向け大いに役立つことが期待されています。

地域カーボンシステムとは

地域の未利用資源から生まれるバイオ炭の「燃料炭」や 「土壌改良炭」としての活用は
CO2の発生緩和や化石燃料の消費削減に大きな意味性を持ちます。
特に、バイオ炭を燃料とした独自の「無圧式温水器」を
農業ハウスや温浴施設に熱エネルギーを供給するだけでなく、
バイナリー発電への熱源供給に活用することにより、
再生可能エネルギーの新しい「地産地消」を実現するだけでなく、
地域住民の生活に密着した新しい「地域資源エネルギー循環システム」による
地域のCO2排出削減にも貢献します。

「バイオ炭」を燃料にしたオリジナルな「バイオマス無圧式温水器」

多様性のあるバイオマス無圧式温水器の特徴
オイルやガス等の化石燃料を使用せず環境負荷とコストを軽減
→ 発熱量(カロリー)が化石燃料とほぼ同等なため、代替え燃料として二酸化炭素の増加を防ぐだけでなく、燃料価格を約半分に抑制できる
炭化原料として地域の未利用バイオマス資源を有効活用する
→ 1基を1日12時間稼働させる事で年間約37tのバイオ炭を燃料として使用し、年間約200tの地域の未利用資源を炭化原料として活用できる。
シーズンに関係なく年間を通した地域資源活用を可能にできる
→ ハウスの暖房等だけでなく温浴施設での活用に加えて発電システムへの活用により季節に関係なく通年の資源活用を可能にする

実証実験:高槻シイタケ農園 直接型バイオマス無圧式温水器搬入(平成26年1月)

平成26年1月には、地元の高槻森林センター内にある「高槻シイタケ農園」様に直接加熱型粉炭温水ボイラーを搬入させていただきました。 2月後半から基本性能をチェックするための試験運用をスタートします。
試験運用は、原木シイタケの醸成用ハウス温室で行い熱効率等の性能データ収集を行います。ハウス温室のサイズは、幅約8m×奥行約50mで温水パイプの総長さは約250m。温水ボイラーで温めた約40度の温水をハウス温室の地面に循環させます。